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ラボラトリー
国立大学法人 群馬大学
JREC-IN

海外ラボラトリー

モンペリエ国立高等化学大学院

English

モンペリエ国立高等化学大学院(ENSCM)の海外ラボラトリーにおいては、ケイ素、炭素、フッ素の元素特性を活用し、エネルギーの変換、保存、効率的活用に関する新規物質ならびに材料の開拓を行う。

2018年1月より、ENSCMのArmelle Ouali教授をPIとし、Yujia Liu博士を助教とする海外ラボラトリーを設置し、以下に示した研究教育活動を展開する。

(1)高度に構造が規制されたシルセスキオキサンをリガンドとした新規触媒の開拓(理工学府海野研究室のシルセスキオキサン合成技術を活用)を行う。この触媒により、高選択的反応、高効率反応を実現し、電子材料や電池などのエネルギー関連物質、高耐熱性材料や高屈折材料など、様々な用途で実用可能な化合物の合成を行う。
(2)極めて反応性の高いケイ素化合物の合成を行う。理工学府の海野研究室、理論化学の工藤研究室と協同し、トリシラベンゼンの合成を試みる。その新しい物性を明らかにすると同時に、この新規化合物を基幹にした新規材料への展開をはかる。

研究テーマ

ヘテロ原子といわれる炭素以外の元素(ケイ素、リン、イオウ、チッ素など)を含む有機化合物の合成を研究しています。特に、日本でも豊富な資源が存在するケイ素を含む化合物は、シリコーンとして日常生活にも広く用いられており、その合成を主要な研究テーマに据えています。

大学での研究は、製品を作って販売するということはなく、製品として売れるものを作製するために必要な合成法や作成法を提供することに主眼が置かれます。つまり、「作る」ことを「創る」のが大学での研究ということです。当研究室ではそのままの形で材料として応用できる化合物の合成に加え、いかにして構造を規制する、すなわち目的とする骨格や置換基の配置をもったものを、どうやって効率よく、選択的に合成するか、そのために必要な新規反応の開拓も行っています。

今後の目標・計画等

最近特に電子材料の分野で、高輝度LEDやダウンサイジングによるCPUの配線化に伴う、新しい材料への要求が高まっています。その中でも特にケイ素−酸素結合を有するシリコーンやシルセスキオキサンは、無機骨格に由来する高い耐熱性と、有機置換基による多彩な結合性から、最も有望な材料の一つと言われています。今後は、新規合成法の開拓と並行し、これまでにない高い物性を示す材料を、有機合成的な手法によって創り出し、応用することを目的として研究を進めていきます。

主要業績(論文、学会発表、受賞など)

Birault, E. Molina, A. Ishii, M. Unno, C. Carcel, J. R. Bartlett, N. Marcotte, M. Wong Chi Man, C. Gerardin, Synthesis of Large-Pore Periodic Mesoporous Organosilicas from Polyion Complex Micelles, 18th International Symposium on Silicon Chemistry, August 6–11, Jinan, China.

Laird, M. Unno, M. Wong Chi Man, and A. Ouali, Design and Preparation of Styryl Decorated Oligomeric Silsesquioxanes for Catalysis, 19th International Sol-Gel Conference, Liège, Belgium, Sept. 3–8.

Birault, E. Molina, A. Ishii, C. Carcel, J. R. Bartlett, N. Marcotte, C. Gerardin, and M. Wong Chi Man, Synthesis of Large-Pore Periodic Mesoporous Organosilicas (PMO) from PolyIon Complex (PIC) Micelles, 19th International Sol-Gel Conference, Liège, Belgium, Sept. 3–8.  

(共同研究実績)

2017.9-12 群馬大学理工学府博士前期課程永井由夏がENSCMに滞在、Ouali教授の指導のもと、共同研究を行う

2018.3-8 ENSCM 修士課程 Peiyao Zangが群馬大学理工学府に滞在、Ouali教授、Liu助教のもと、共同研究を進める

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