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カロリンスカ研究所

統合分子表現型

私たちの研究ビジョンは、健康と、病気や環境ストレスによる逸脱を分子レベルで明らかにすることです。 これに基づき、当研究グループでは、健康に関する表現型の定量化に必要な手法を開発することに最重要課題として取り組んでいます。

研究分野

統合分子表現型

キーワード

メタボロミクス、エクスポゾーム、個人差

What is health?

私たちは最善の努力を重ねていますが、バイオメディカルサイエンスは具体的な定義を示すまでには至っていません。健康とは、「病気から解放される」だけではないことは明らかです。世界保健機関(WHO)は、健康を「単に病気や不健康ではないということではなく、肉体的、精神的、そして社会的にすべて満たされた状態にあること」と定義しています。しかし、従来の生物医学は、私たちの健康を維持するプロセスを理解することではなく、病気の症状に関連した経路とメカニズムを明らかにすることに焦点を当ててきました。病気や環境、治療によるものであれ、健康からの逸脱を理解するためには、まず、健康の基準とその定義が確立されていなければなりません。こうした課題に取り組むため、私たちは、個人の健康プロファイルまたは表現型を高感度に測定する低分子代謝産物に焦点を当てています。メタボロミクス分野では、単一試料中の代謝産物全体を測定することを目的としており、生物学的状態に関するリアルタイムの指標を得ることが可能です。 メタボロミクスは、遺伝や環境との相互作用、治療効果などの統合的な結果を反映するのを可能にし、健康状態を特性化するうえで理想的な手法となります。 その目的に向けて、私たちは、メタボロミクス疫学の新たな分野に研究目標を絞っています。たとえば、疫学的手法や原理を体系的に用いて、健康関連の結果または曝露に関連するヒトのメタボロームでの集団ベースの変動について研究しています。大規模なメタボロミクス疫学を応用することにより、精密医療への取り組みにつながる生化学的プロセスの知見が得られ、さらに、健康をいかに維持するかという根本的な問題を解決する目標に近づくことができると考えています。

 

 

 

論文

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