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【ご報告】群馬大学未来先端研究機構シンポジウム

令和7年3月4日、群馬大学未来先端研究機構は「統合腫瘍学と遺伝子治療の融合」をテーマに、ミレニアムホール(昭和キャンパス)でシンポジウムを開催しました。オーガナイザーの二村圭祐教授をはじめ、第一線の研究者が最新の成果と今後の展望を発表しました。

調憲医学系研究科長による開会の挨拶に続き、二村教授が、腫瘍制御を目指した遺伝子発現制御機構の解明について発表しました。続いて、理化学研究所の藤井眞一郎教授は、がんに対する人工アジュバントベクター細胞製剤の開発を紹介しました。
特別講演では、日本医療研究開発大賞(内閣総理大臣賞)を受賞した松島綱治教授(東京理科大学)が登壇し、モガムリズマブと抗CD4抗体の開発について講演しました。さらに、近松一朗教授(耳鼻咽喉科・頭頸部外科講座)、横堀武彦准教授(未来先端研究機構)が研究成果を発表し、公益財団法人がん研究会の石本崇胤部長は腫瘍線維化メカニズムの解明について講演しました。
最後の特別講演では、西川博嘉教授が、免疫ゲノム解析によるがん微小環境の免疫抑制機構について講演し、新たな治療の可能性を示しました。花屋実機構長の閉会挨拶をもって、盛況のうちに終了しました。

当日は57名が参加し、活発な意見交換が行われました。本機構は今後も学内外の連携を強化し、腫瘍学・遺伝子治療学の先端研究を推進していきます。

【(左)理化学研究所 藤井眞一郎教授, 東京理科大学 松島綱治教授, 公益財団法人がん研究会 石本崇胤部長, 国立研究開発法人国立がん研究センター 西川博嘉教授】

【(左)群馬大学 調憲医学系研究科長, 二村圭祐教授, 近松一朗教授, 横堀武彦准教授, 花屋実機構長】

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