未来先端研究機構 柴田淳史准教授らは、東京大学大学院医学系研究科、米国マサチューセッツ総合病院等とともに、特定のタンパク質が、DNA修復中に形成された不安定なR-loop構造の崩壊を防ぎ、DNA切断を正確に修復する新たな仕組みを発見しました。
今回明らかになったメカニズムは、タンパク質の設計図の異常を原因として生じるがんなどの疾患を防ぐために、細胞が持っている防御機構の一端であることが示唆されます。
本研究成果は、米国科学雑誌『Cell Reports』2022年2月1日 オンライン版に掲載されています。
詳細は[Press Release]をご参照ください。
■Title
RAP80 suppresses the vulnerability of R-loops during DNA double-strand break repair
Takaaki Yasuhara*†, Reona Kato†, Motohiro Yamauchi, Yuki Uchihara, Lee Zou, Kiyoshi Miyagawa*, Atsushi Shibata** (†co-firstauthor, *corresponding authors, **lead contact)
■Journal
『Cell Reports』 2022年2月1日 オンライン版
DOI番号 10.1016/j.celrep.2022.110335
■Link