5月23日(月)に、群馬県庁の官民共創スペースNETSUGENにて、未来先端研究機構の柴田 淳史 准教授と内原 脩貴 博士研究員らが行った最新の研究成果について、オンサイトとオンラインのハイブリッド形式で会見を行いました。
花屋 機構長からのビデオによる紹介後、柴田 准教授が「DNAが傷ついたときに起こる新しい免疫応答の仕組みを解明」と題し、発見から15年以上謎に包まれていたDNA損傷後のHLA Class Iの提示機構の詳細な分子メカニズムを、当研究グループが専門とする最新技術の解析で明らかにしたことを発表しました。記者の方々から、DNAが傷ついた時に起こるシグナル伝達の仕組みや、最新の技術を使って判明した「パイオニアラウンド翻訳」が抗原の源であることについて、質問が集まりました。今後、がん治療法の開発や改善、さらに慢性炎症や自己免疫疾患、アレルギー疾患の予防法や治療法にも波及効果が期待されます。なお、今回の研究成果は、『Molecular Cell』5月19日に掲載され、九州大学と共同でプレスリリースを行いました。
未来先端研究機構は、これからも県との協力のもと、積極的に共創スペースを活用して、インパクトのある研究成果を発信していく所存でございます。
*2022年5月23日(月)「群馬テレビ」にて放映されました
*2022年5月24日(火)「上毛新聞の22面」に掲載されました
*2022年5月24日(火)「日本経済新聞ネットニュース」に掲載されました
【会見の様子】
■Link
『Molecular Cell』 2022年5月19日 オンライン版
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