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肝臓癌の悪性度を抑制する新規メカニズムを解明する研究成果(海外ラボラトリー リエージュ大学モンペリエ大学・横堀研究室)

海外ラボラトリー リエージュ大学モンペリエ大学PIのTURTOI Andrei講師と統合腫瘍学研究部門の横堀武彦准教授らのグループが肝臓癌の悪性度を抑制する新規メカニズムを解明し、その研究成果をプレプリントサーバbioRxivに公開しました。本研究では肝臓癌の治療ターゲットとして近年注目されている癌関連線維芽細胞 (Cancer Associated Fibroblast, CAF)から癌微小環境に分泌されるProlargin (PRELP, プロラギン)が肝臓癌の悪性度を抑制するCAF tumor antagonizing proteinとして機能することを明らかにしました。この研究成果により、肝臓癌CAFに由来するプロラギンを癌微小環境において安定化する治療戦略が肝臓癌の進行ならびに予後を改善する可能性を示すことができました。

■Title

Tumor-Antagonizing Fibroblasts Secrete Prolargin as Tumor Suppressor in Hepatocellular Carcinoma

Barbara Chiavarina1,2,3, Roberto Ronca4, Yukihiro Otaka5,6, Roger Bryan Sutton7,

Sara Rezzola4, Takehiko Yokobori6,8, Paola Chiodelli4, Regis Souche1,2,3, Antonio Maraver2,3,9,, Gavino Faa10, Tetsunari Oyama11, Stephanie Gofflot12, Akeila Bellahcène13, Olivier Detry14,

Philip Delvenne15, Vincent Castronovo13, Masahiko Nishiyama5,6, Andrei Turtoi1,2,3,6

■Link

論文掲載サイト bioRxiv

海外ラボラトリー リエージュ大学モンペリエ大学

統合腫瘍学研究部門 横堀研究室

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