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抑制性ニューロンだけに外来遺伝子を発現させる手法を開発(ウイルスベクター開発研究センター)

群馬大学医学部医学科6年生の星野千秋、医学系研究科の今野歩講師、細井延武准教授、及び未来先端研究機構の平井宏和教授らの研究グループは、遺伝子治療用に利用されるアデノ随伴ウイルス(AAV)ベクターを用いて、脳の抑制性ニューロンだけに外来遺伝子を発現させる手法を開発しました。
今回の発明により、抑制性ニューロンが記憶や学習などの正常な脳機能に果たす役割や、統合失調症などの精神神経疾患の病態の解明、さらにそれらの疾患に対する遺伝子治療研究が加速することが期待されます。
詳細は、こちらをご参照ください。

本研究は、大阪大学大学院生命機能研究科、群馬大学眼科学教室および東北大学大学院歯学研究科口腔生理学分野との共同研究により実施されました。また、本研究は日本学術振興会(JSPS)科学研究費補助金 基盤研究(C)および日本医療研究開発機構(AMED)革新的技術による脳機能ネットワークの全容解明プロジェクトの助成を受け行われました。さらに、学内支援として重点プロジェクトに選定されており、研究費及び研究環境向上支援を受けて行われています。

なお、ウイルスベクター開発研究センターは、これまでの15年以上にわたるウイルスベクター研究を土台とし、世界最先端のベクターツール開発と供給を行う研究拠点の構築を目指して、2019年10月に未来先端研究機構に設置されました。

■Link

ウイルスベクター開発研究センター

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