2024年3月8日、群馬大学未来先端研究機構は、同機構の二村圭祐教授及び横堀武彦准教授がオーガナイザーとなり、「群馬大学における学内外連携の新たなステージ:未来先端研究機構による腫瘍学と遺伝子治療学の推進」をテーマとしたシンポジウムを群馬大学ミレニアムホール(昭和キャンパス)にて開催した。
花屋実機構長(研究・企画担当理事)による開会挨拶の後、未来先端研究機構における最新の研究成果と今後の展望について、二村教授及び横堀准教授が発表を行った。続いて、本学医学系研究科講演として、肝胆膵外科分野が専門である総合外科学講座の調憲教授、ゲノム医科学を専門とする分子細胞生物学講座の秦健一郎教授が講演を行った。その後、招待講演として、転写制御分野が専門である横浜市立大学大学院医学研究科分子生物学分野の高橋秀尚教授からの講演があった。最後に本学の生体調節研究所講演として、内分泌代謝を専門とする代謝エピジェネティクス分野の稲垣毅教授、エピジェネティクス研究のトップランナーであるゲノム科学リソース分野の畑田出穂教授が講演し、二村教授の閉会の挨拶をもって終了した。オンサイトでの活発な意見交換や議論が行われ、学内の基礎系および臨床系の研究者が交流する有益な機会となった。
未来先端研究機構は、今後も学内外の連携をさらに強化し、腫瘍学および遺伝子治療学分野における先端研究の推進に注力していく計画である。